起立性調節障害について

つらい症状があることから朝起きられなかったり、午前中にひどく調子が悪いなど朝から午前中にかけて症状が強くなるのも特徴の一つです。

起立性調節障害の症状

起立性調節障害の症状については、自律神経失調症の症状の一つであると考えられていて、立ち上がろうとした時にめまいや立ちくらみなどが起こるのが特徴です。

そのほかにも、頭が重くなるような頭痛や全身の倦怠感、腹痛、食欲不振や吐き気などの症状を引き起こすこともあります。思春期にさしかかった子供に発症しやすい傾向があり、男の子よりも女の子に多くみられます。

起立性調節障害の原因については、自律神経が乱れて不安定になることが大きな要因だとされています。自律神経の乱れによって血流のコントロールができなくなり、血圧が上がらなくなったり、脳や上半身に血液が足りなくなるのです。

そして血液の不足によって酸素や栄養素が身体の中に行き渡らず、疲労や倦怠感を覚えたり、思考力や判断能力の低下にもつながります。

身体的な原因だけではなく、精神面や環境面の要素も起立性調整障害の原因に深く関わってくることがあります。そのため、うつ病と間違われるケースも多くあり、起立性調節障害の診断が遅れるとかえって症状を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。少しでも違和感を感じたら当院にお気軽にご相談下さい。

治療に理論を

人体が左右非対称であることをご存じでしょうか？呼吸が人間にとって最も大切な行為であるように、不調の原因を知ることはとても大切なことです。

私たちは人間の身体に段階的なアプローチが必要であると考え、機能的動作（基礎筋力など）を前提条件とし、要求される動作パターンの強化などを行い、患者様の治療に理論を持って臨ませていただきます。